サウジアラビアのポテンシャル、ビジョンについてです。
強靱な資金力を背景に、今後、国内の経済発展とともに
エネルギー消費が爆発的にふくれあがるという予想から
今は輸出している石油が、いずれは国内向けに使わざるを得ない時がくるだろうと
そうなると、外貨を稼ぐ石油輸出がままならなくなるため
余裕のある今から、国内エネルギー生産を新エネルギーに置き換え
将来に備えるという国家戦略のストーリーがあります。
これにともなう、内需の拡大と都市開発が、国および国内企業の成長に結びつき
オイルマネーをバックにした急成長が見込める国です。
急成長といえば、中東ではドバイが有名ですが
サウジアラビアは、スローペースの急成長?ともいうべきでしょうか
石油のとれないドバイとは違って石油が担保ともなり
崩れない経済成長が第6代国王キング・アブドゥッラーのもと、進められています。
また、中東には、サウジアラビア以外にも経済発展のポテンシャルが高い国が多くあります。
シリア、イランなどは、今後の期待が高まる国々です。
しかしながら、ただ単にポテンシャルがあれば、投資対象になるのかというとそうでもないでしょう。
- 経済成長ポテンシャルがある。
- 今後急激に株式市場に外国人機関投資家のマネーが流入する兆しがある。
一つ目の経済成長ポテンシャルがあるというのは
日本やアメリカのような圧倒的な経済力を持つ可能性があるということではありません。
今と比べて、飛躍的に経済成長するポテンシャルがあるということです。
今が、非常にレベルが低ければ、成長の先はさほど高くなくても
相対的に飛躍したことになります。
ポテンシャル=潜在力です。今は表面に現れていない力のことです。
逆に、今が非常にレベルが高ければ、成長の先のレベルも高くても
相対的には成長した先にあまり差がなければ、ポテンシャルがあったとは言えません。
この点、発展途上国や新興国は
国のリーダーがビジョンを示したり、もともと地の利があったりすれば
今後の飛躍的な発展が期待できる国々に該当するでしょう。
二つ目の外国人機関投資家のマネー流入というのは
何らかの変化があって市場にマネーが流入することなのですが
いろいろなケースが考えられます。
サウジアラビアのように、外国人が株を買いたくても市場が開放されていないところは
市場が開放されることにより、マネーの流入が起こるきっかけとなるでしょう。
イラクのように、市場が開放されていても、社会や政治が乱れていて
投資家が投資を控えていたところは
社会の混乱やリーダーの活躍により、投資可能な安全が整えられ
マネーの流入が起こるきっかけとなるでしょう。
特に何も起こらないところには、市場の変化も何も起こらないと思います。
ポテンシャルがあり、着実に成長しているだけでは、市場に如実な変化は起こらないと思います。
サウジアラビアでは、第5代国王キング・ファハドが国家の発展のために何もしなかったのに対し
現在の第6代国王キング・アブドゥッラーは、次から次へと変革のビジョンを打ち出し
具現化することで、国民にも非常に慕われているとのことです。(ジェッダ人より)
- 石油から新エネルギーへ乗り換えるエネルギー改革
- 安全かつ機能的な大量の水を確保する水供給改革
- 緑化や自然保護などの環境改革
- 国土利用や世界的な人口増を鑑みての食料改革
- そして、都市開発や雇用拡大などの経済改革
- さらにこれらを支える教育改革
キング・アブドゥッラーは、これらの改革を目に見える形で着実に具現化してきました
そしてこれからのビジョンも描き、国民に示しています。
まさに、スリーピングジャイアント=眠れる巨人が、今立ち上がろうとしてるのです。

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