GCC(湾岸協力会議)6カ国で、通貨統合への合意形成が着実に進んでいるようです。
ロイターから12月29日に、GCCの首脳会議における通貨統合承認が報道されています。
GCCはペルシャ湾に面する6カ国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェート、カタール、バーレーン、オマーンから構成され、中東のオイルマネーをがっつりとつかんで、グローバルな影響力が非常に強い機構です。
GCCの通貨統合により、GCC通貨は切り上げとなり、我々個人投資家の資産運用にとっては、喜ばしいことですが、現在、米ドルで取引されている原油が、急激に決済通貨の切り上げとなると、オイルマネーに打撃を及ぼすため、米ドルの復興を見て適切な時期にということとなるでしょう。
GCC以外にも、通貨統合を構想している地域は多くあります。
◆SADC(南部アフリカ開発共同体)
SADCは2018年までに、通貨統合を行う目標としています。
SADCの加盟国は、ザンビア、タンザニア、ボツワナ、モザンビーク、アンゴラ、レソト、マラウィ、スワジランド、ジンバブエ、ナミビア、南アフリカ、モーリシャス、セイシェル、コンゴ民主共和国と、アフリカの経済や金、ダイヤモンドをがっつりとつかんでいる国々が並んでいます。
ジンバブエなど、通貨が崩壊している国もありますが、通貨統合が実現すれば、ジンバブエのような通貨リスクが低減されることも、通貨統合のメリットのひとつです。
現在、まだまだ不安定なアフリカの国々ですが、アフリカ諸国の通貨や経済が安定に向かうことは、新興国投資としては、おもしろい対象になりそうです。
◆EAC(東アフリカ共同体)
EACは2015年までに、通貨統合を行う目標としています。
EACの加盟国は、ケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ。
さらには、周辺諸国と連携し、東部アフリカ共同市場、東南部アフリカ共同市場、アフリカ経済共同体へと発展する系譜もあるようです。
◆メルコスール(南米南部共同市場)
メルコスールも将来の通貨統合構想(ジェトロ)を持っています。
メルコスールの加盟国は、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル 、ベネズエラ(準加盟国:コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ)と、21世紀の農業、資源を先導するかもしれない力を秘めたブラジルを中心とする、強力な布陣です。
すでに、中央アフリカや西部アフリカでは、通貨同盟が発効している地域もあります。
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